ごあいさつ
当会は、昭和34年、初代青木重会長が築地で旗揚げし、昭和、平成、令和と3時代にわたり60年という長い歴史を積み重ねることができました。
これもひとえにお得意様をはじめ、商社様、業界の諸先生、友好団体など、京友会を支えてくださっている皆様のお陰であり、衷心より厚く御礼申し上げます。
さて、時代は令和を迎えましたが、日本料理業界は、相変わらずの人手不足や働き方改革に伴う業界のありかた見直しなど、課題が山積しております。
この局面を乗り切るため、関係する皆様のご意見、ご協力を賜りながら、役員・会員一同、新しい紹介所および調理師会の方向性を模索し、今後も先達の積み上げてきた日本料理文化・業界の継承・発展に努めて参る所存です。
また、昨年、一般社団法人全国技能士会連合会様にご推薦いただき、黄綬褒章受章の栄に浴することができ、身に余る光栄に存じます。皇居にて天皇陛下に拝謁を許されました事は私の一生の宝でございます。
今年4月には、公益社団法人日本調理師連合会様からインターナショナル美食アカデミー賞という大変すばらしい賞もいただきました。
これらは先達の築き上げた信用と信頼に対し、代表していただいたものと確信しております。今後も、皆様に応援していただける京友会を目指し、精進して参りますので、どうぞ変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2019年9月
日本調理師京友会
会長 渡邉 要